DEX(分散型取引所)

【比較で理解】DEX(分散型取引所)の特徴と取引高ランキングを紹介

昨今の取引所ハッキング事件などもあり、分散型取引所(DEX)が注目されています。DEXの特徴・比較・将来性とおすすめ取引所を紹介するので、ザックリと理解しておきましょう。

将来的には仮想通貨取引において、「中央集権型取引所を凌駕するかも」とも言われるDEX。現在の仮想通貨取引所のビジネスモデルを変える可能性すらあります。

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分散型取引所(DEX)とは

主流の運営者が存在する仮想通貨取引所を、中央集権型取引所(CEX:Centralized EXchange)と言います。

私たちが普段利用するこれらの取引所は、CEXにあたります。

 

それと比較される分散型取引所(DEX:Decentralized EXchange)は、管理者のいない仮想通貨取引所です。

レイちゃん
レイちゃん
管理者がいないのに機能するってすごいね
かんた
かんた
そうそう。スマートコントラクトで全自動の取引を実現しているんだ

スマートコントラクトとは、一言でいうと「契約の自動化」です。特定の条件で自動的に契約(取引等)が執行されるように、ブロックチェーン上にプログラミングすることが可能です。イーサリアム(Ethereum)の最大の特徴であり、代名詞でもあります。

 

分散型取引所(DEX)と中央集権型取引所(CEX)の比較

DEXとCEXの特徴を比較表でまとめてみました。一般的には、以下の通りに分類されます。

特徴 分散型(DEX) 中央集権型(CEX)
管理者 なし あり
秘密鍵の管理 自己管理 取引所で管理
取引の流動性 低い 高い
ハッキングリスク 低い 高い
サーバーダウン なし 可能性あり
操作感 難しい 簡単

 

DEXを利用する一番のメリットは、秘密鍵を自分で管理できる点にあります。

資金を第三者に預けることなく、自分のウォレットの中で両替ができる感覚です。但し、取引の流動性が低く、一般的に操作感も難しいというデメリットもあります。

現状は頻繁にトレードして利幅をとるスタイルの方には向いていませんが、取引所のハッキングや破綻リスクを回避できる点は選択に値するでしょう。

 

ウォレットの秘密鍵については、以下の記事も参考にしてください。5種類に分類されるウォレットについて解説し、秘密鍵管理の重要性しつこく説明しています。

【比較】仮想通貨ウォレット5種類の特徴、より安全に保管・管理しよう

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CEXはウェブウォレット、DEXはモバイル・デスクトップ・ハードウェアウォレット等で動作可能と言うことですね。

 

主要な分散型取引所(DEX)ランキング一覧

主要なDEX上位10取引所の取引高とシェア率を纏めて下さった方がいたので、ツイートを紹介しておきます。

これはコインマーケットキャップで、2018/5/13の過去24時間の取引高を集計したものとなります。まだまだ十分に利用されているとは言い難く、伸びしろがあるとも言えます。

 

DEXの主流はイーサリアムベース、ERC20トークンの売買可能

スマートコントラクトを用いて売買をするため、基本的には同一ブロックチェーン内での取引となります。

この上位10取引所の内、WavesとCriptoBridge以外は、イーサリアムのERC20に準拠したトークンを売買するためのDEXです。2018/5/13時点で738トークンある中で、634トークン(86%)がイーサリアムベースのトークンとなります。

ERC20とは、イーサリアムコミュニティによる20番目の改善提案。イーサリアムのブロックチェーン上で、トークンを発行する際の共通ルールを定義したものです。同じ規格を用いることで、取引所やウォレットでの取り扱いが容易となります。

 

イーサリアムについては、「イーサリアム(Ethereum)とは?特徴と課題から考える将来性について」の記事でも紹介しています。理解がふわっとしている方は、是非参考にしてみてください。(ほんと知れば知るほど奥が深いのがイーサリアムです・・・)

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個人的おすすめDEXはこれ!

個人的におすすめしたい3つのDEXを紹介します。

それぞれのDEXの詳細の記事は、今後【④仮想通貨で「遊ぶ」】カテゴリで紹介していこうと計画中です。

かんた
かんた
仮想通貨の技術に触れたり楽しむことを、「遊ぶ」カテゴリで紹介していきます。よろしければ確認ください!

Bancor(バンコール)は流動性リスクを解決した画期的なDEX

DEXで取引量1位のBancor(バンコール)です。

一番の懸念点であるDEXの流動性リスク、「買いたい時に買えない」「売りたい時に売れない」といった問題を、準備金(リザーブトークン)を用いることで解決する画期的なプロジェクトです。

取引所形式の様な板取引でなく、販売所形式にも似たシステムですね。しかも、ERC20トークン同士で交換ができるので、非常に使いやすいですよ。

>> bancorへのアクセスはこちら

 

ForkDelta(フォークデルタ)はイーサデルタから分岐したDEX

 

ForkDelta(フォークデルタ)は、EtherDelta(イーサデルタ)からFork(分岐)して出来た取引所です。対応しているトークンは数えきれないほど多く、取引所形式のDEXです。

ちなみに規模は同じ取引所形式であるIDEXの1/10程度ですが、ERC20で最大のEOSトークンにおいては、フォークデルタの方が取引高が2倍以上あります。

現状、板取引ができるDEXは流動性が鍵ですので、トレードしたいトークンによってIDEXと使い分けた方が良さそうですね。

個人的には一番好きなDEXで、「【画像15枚】ForkDelta(フォークデルタ)の使い方と注意点を徹底解説」でも詳しく紹介しています。

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>> ForkDeltaへのアクセスはこちら

 

WavesDEX(ウェーブスデックス)ならビットコインとイーサリアム、法定通貨までも

WavesDEXでは唯一、ビットコインとイーサリアムの取引が可能です。また、円は取り扱いがありませんが、ドル・ユーロの取り扱いがあります。

他のDEXとは少し毛色が異なり、注文をマッチングする処理は中央集権型、決済処理を分散型で処理しています。完全に分散化しているとは言えませんが、Wavesウォレット内で操作を完結でき、秘密鍵を自分で管理することが可能です。

正直、日本ではお世辞にも注目されてるとは言い難いWavesですが、プロジェクトの将来性はかなり高いと思っています。日本にはWavesのエバンジェリスト:ニルスさんがいますので、ブログを紹介しておきます。(普段のツイートからは、想像がつかない程に記事はしっかりしてます。是非ご覧を。笑)

ちなみに、Wavesトークンは、バイナンスで買うか、まさにWaveDEXでトレードすることで入手可能です。

参考)ニルスの暗号通貨日記

>> WavesClientへのアクセスはこちら

 

かんた
かんた
ロシア発のWavesは、ぼくが好きな仮想通貨の一つなんだ

 

近い将来、クロスチェーンのDEXも登場する?

Wavesでは一部が中央集権型ですが、将来的には完全に分散化された、異なるブロックチェーン間での取引を可能とするクロスチェーンDEXも登場するでしょう。

実現が一番近いプロジェクトは、altcoin.ioでないかと思います。altcoin.ioは、アトミックスワップ搭載のDEXとなり、ツイートで動画イメージが公開されています。

これ、実現したらかなり話題になるでしょう。2018年後半は、アトミックスワップやクロスチェーンのプロジェクトがトレンドになると思っています。

アトミックスワップとは、異なるブロックチェーンにおいて信頼のおける第三者を必要とせず、オンチェーンで仮想通貨同士を交換する技術です。

 

このリンク先からメアドの事前登録できるようです。何の特典があるかはわかりませんが、気になる方はチェックしておきましょう。

KyberNetworkでも、イーサリアムブロックチェーンにビットコインを取り込む計画があります。ERC20トークンとしてBTCT(ビットコイントークン)なるものを作るようです。

詳細は以下記事で紹介されています。こちらも今後の動向が楽しみですね。

参考)Kyber Networkは、どのようにBitcoinをEthereumに持ち込むのか?

>> KyberNetworkへのアクセスはこちら

 

まとめ:DEXの将来性とこれからの展開

いかがでしたか。DEXにも様々な種類があり、それぞれに特性があります。

「仮想通貨をもっと知りたい!」という方は、是非ともDEXに触れて頂きたいです。時代の最先端の遊びをしている様で、とても楽しいですよ。

 

ちなみに世界一の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は、独自のパブリックブロックチェーン「Binance Chain」を開発することを公式ページで発表しました。

これは現在の中央管理の仕組みから、分散型取引所(DEX)への移行を示すものです。こういう分散型の考え方は、「The・暗号通貨」という感じでとても好感が持てます。

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今は中央の取引所に資産を預けて取引するのが普通ですが、そんな常識は数年後には「時代遅れ」になってるのかもしれませんね。今後のDEXの動向は要チェックです。

それでは!

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